またaliexpressで変なものを買ってしまいました。”ワイヤレスbluetooth 5.0 9v-12v MP3 wmaデコーダボードカーオーディオのusb tf fmラジオモジュールカラー画面MP3プレーヤーリモコン”という商品です。電源電圧は9V～12Vということで、なるほど、自動車で使うにはよろしそうです。Bluetooth5.0対応で、TFカード(中国ではmicroSDカードのことをこう呼ぶようです。)、USBも装備していてカラー画面搭載で、リモコンも付いてくるそうです。これで300円程です。値段だけ見ても怪しさいっぱいなのですが、面白そうなので買ってみました。到着したのがこれです。

なんだかすごく軽いんです。音声信号取り出し用のケーブルと電源ケーブルが付属していました。付属の赤外線リモコンには電池が入っていませんので、別途コイン型リチウム電池CR2025が一つ必要です。前面パネルの後ろ側は基板むき出しです。

基板の部品面を見てみました。電源コネクタの傍には三端子レギュレーター78M05が見えますので、電源電圧は9V～12Vとなっていますが、内部回路は5Vで動いていると思われます。また、78M05は確か0.5アンペアしか取り出せないはずですので、USB端子をスマホの充電に使うのは不適当でしょう。電源に12Vを入れてみたのですが、レギュレーターがかなり発熱します。壊れるようなことはないと思いますが、9Vで動作させた方がよろしいかと思います。

基板の裏側はこんな感じでした。

基板裏側は操作ボタン用のタクトスイッチ、3.5mmの外務入力端子、microSDカードスロットが設置されていました。これにはFMラジオの機能も付いていました。受信周波数は76～108MHzでした。ただし受信感度は良くないようで、地域や使用場所にもよるかとは思いますが、我が家ではちょっと実用にはなりません。ということで、FMラジオとしての利用は早々に諦めました。

音楽データの再生に関しては、MP3の他にFLACやWAVの再生も可能でした。音声出力は所謂ライン出力で、スピーカーを鳴らすことはできません。イヤホンならばなんとか鳴らせますが、ドライブ能力が度星いためシャカシャカの音しか出ません。アンプの接続は必須でしょう。試しに、例のClassAAヘッドホンアンプを接続してみましたが、なかなかいい感じです。外付け部品も非常に少ないためでしょうか、飾りっ気のない素直な音です。以前購入した26円のステレオDクラスアンプモジュールを接続してスピーカーを鳴らしてみましたが、普通に使い物になります。見た目はかなりみすぼらしいですが、良い感じに使えました。