名無しの権兵衛

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インターネット上の掲示板に入試問題をアップしてつかまってしまった方がいらっしゃいます。少し前ですが、海上保安庁の職員が動画をYouTubeにアップして、結局海上保安官の職を辞するといったこともありました。インターネットと言うものは使い道も決まっていませんし、基本的に何をするか、何のために使うかは利用者に任されているわけです。つまり何でもありなんですね。

何でもありであることはサービス提供者は百も承知です。ですから、何か問題が起きたときには誰が何時どこで何をしたかが追跡できるようになっています。たとえば、日本では電話の盗聴は厳しく制限されています。郵便も同じく、他人が封書を開ける事は処罰の対象となっています。しかし、インターネットの世界では、”管理”という名目の下、勝手に開封し閲覧されている情報が数多くあります。

最も危ないのは宅ファイル便やクリプト便といったファイル転送代行サービスです。彼らは、警察庁の指導の下にやり取りされたデータを保管し、いつでも検閲できる状態にしています。それから、Webメールも気をつけたほうが良いでしょう。殆どのWebメールはメールの暗号化機能を持っていません。したがって、本当に大切なメールはPGP等の暗号化機能を持ったメールソフトを使うべきでしょう。

普通の人は、他人に見られて困るようなメールのやり取りはしないものですが、もし本当に重要なメールはそれなりに考えて出した方がよいでしょう。