間違えてはいけない、プロ野球はスポーツではなく興行だ

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読売巨人軍の人事を巡って内紛が起きているようです。独裁者という表現だけでなんとなく世の中は渡辺氏を悪と捕らえているように見えます。しかし、大切なのは観ていて面白い野球が繰り広げられることです。渡辺氏の推す江川氏と清武代表の推す岡崎氏では誰が見てもタレント性では江川氏の方が上。素人目にもタレント性のある人間がコーチならば、少しは関心も湧くというもの。それを個人の対面を守る為にあれやこれやとわめきたてる清武代表には、観客を楽しませるという視点がバッサリと欠け落ちています。
プロ野球というのはスポーツである以前に興行であるわけで、如何に多くの観客を集め、楽しませるかが優先されるべきです。そして、球団の勝利や優勝も観客を集めるための要素の一部でしかないのです。世の大半は渡辺氏を独裁者や老害と批判しているようですが、興行としてのプロ野球を純粋に愛しているのは寧ろ渡辺氏であるように思えてならないのです。そもそも読売巨人軍は読売新聞グループの客寄せなのですから、コンプライアンスという言葉に名を借りた清武氏個人の面子よりも集客そして利益が優先されるのは当然のことなのです。