バス好きですから、幸いにして最前列左側の座席が空いていれば、必ずそこに座ります。なぜなら、運転士さんの真後ろの席よりも運転席がよく見えるからです。
プロの運転士さんですから、メリハリのある,無駄の無い滑らかな運転は見ていて飽きません。しかし、バス毎に癖があるのでしょうか、一部のバスではシフトレバーのそばに「３速発進禁止」と書かれたシールが貼られているものがあります。
大型車の運転と言うのは経験が無いのですが、普通に考えて三速発進は高等テクニックではないかとおもいます。バスの場合、一速発進を行うのを目にしたことはありません。大体は二速発進のようです。しかし、先日乗った都バスの運転士さんは、「３速発進禁止」表示にはお構い無しに常に三速発進でした。上り坂でもかまう事無しに三速発進連発でした。平坦な場所ではスルスルと走り出すのですが、さすがに上り坂ではエンジンはストール寸前で、オイルプレッシャーランプがチラチラ点灯していました。
難しい三速発進をキメるのは運転士さんの心意気なのでしょうか。運転席を覗いているとヒヤヒヤさせられるのですが、乗っているほうには変速ショックが少なくて良いのかも知れませんね。