時代の変化はあまりにも速い

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新潟県を本拠地とした、ストロベリーコーポレーションという企業があります。主に折りたたみ式携帯電話のヒンジの開発・製造を行っている企業です。
ヒンジを持たないスマートホンの隆盛に伴って売り上げを減らし、債務超過となった結果、先月上場廃止となってしまいました。
フリップ式携帯電話の出現によりヒンジが携帯電話にとって必要不可欠な部品となり、殆どの携帯電話が大きな画面と操作性の高いキーボードを搭載する為に折りたたみ式やスライド式の形態を採るようになり、やがてキーボードを持たず、折りたたみの必要も無いスマートホンが幅を利かせるようになりました。しばらくは、この傾向が進むのでしょうが、またいつの日か考えもしなかったような変革が訪れるのでしょう。しかし、変革は一度にやってくるわけではなく、その伏線をちらりちらりと見せながらやってくるものです。今のスマートホンに関しても、十年ほど前のパイオニアやバイザー社の携帯電話にその片鱗を見ることが出来ました。
恐らく既に次の世代の伏線は既に張られているのでしょう。これをキャッチアップすることが成功につながるのでしょう。
やがて普及する第四世代携帯電話は、通話チャネルが省略されており、通話を含む全ての通信はパケット通信に集約されます。つまり音声もデータとしてやり取りされるのです。データ通信機能だけを持った携帯端末に、スカイプ等のインターネット電話を組み合わせて使う、そんな世の中がやってくるのかも知れません。すでに、携帯電話キャリアの設備から電話交換機が姿を消し始めています。