ダンサーが町にやってくる
2011年11月23日
2021年12月15日
私の住む恵比寿にはEbis303という施設があります。元々はボーリング場だったのですが、ボーリング人気が翳ってくると、1階の駐車場は自動車の販売店に、その他のフロアは貸しイベントスペースに姿を変えました。そんな、貸しイベントスペースの一つがEbis303です。休日になると、そこでは社交ダンスの会が開かれます。休日の朝になると、一目でそれとわかるアマチュアダンサーの面々が決まった髪形と大きな荷物を携えてやってきます。中には、ダンス競技用と思われる派手な服の上にコートを羽織ってやってくる人もいます。
服装や髪型でダンサーは一目でそれと解るのですが、もう一つダンサーの特徴があります。それは匂いです。普通、派手な服装で身を固めた人というのはカ”香害”とも思えるほどの異臭を放っているものですが、さすがに社交ダンスともなりますとパートナーがいますので無闇と強い匂いを放つわけにも行かず、殆ど無臭です。さすが、社交ダンサーは一般人にはない良識を備えているようです。
そんな社交ダンサーたちが一日の宴を終えると、恵比寿駅周辺の居酒屋に繰り出すのですが、そんな社交ダンサーたちの見かけによらず控えめな振る舞いは見ていて微笑ましいものです。