本日と明日、土日を使って温泉に浸かりにひとり旅です。旅といっても、通勤電車に乗って二時間程の場所です。周囲にはすこぶる評判の悪い温泉宿なのですが、私にとっては憩いの場所です。そう思う人たちも少なくないようで、本日もほぼ満室ですし、夜遅くなってからは観光バスも何台か乗り付けていました。最近は我ながらずいぶんと自分勝手になってきまして、食べたい時に食べ、寝たいときに寝て、入りたいときに風呂に入る、これこそが最大の贅沢ではないかと思えてきました。仲居さんが甲斐甲斐しく運んでくれる食事よりも、近所のスーパーで買った好きな食材を好きに食べるほうがなんとなく性に合っています。そもそも、飲食店で料理が出てくるのを待つことが、餌を待つブタのように思えて、最近は飲食店にほとんど行かなくなりました。そんなこともあって、テキトー放っておいてくれるこの宿が取っても好きなのです。