秋の気配は何処へ

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ここに来てまた気温は高い状態を保っています。ただ、夕刻を過ぎると何処と無く秋の雰囲気です。暑さの体感と言うのは温度よりも、寧ろ湿度の方が大きく影響するようです。ここ数日は、夜になっても25度を割らない所謂熱帯夜が続いていますが、湿度に関しては着実に下がっておりまして、夏の暑い時期は70%を超える事もあった湿度も、最近は60%を割り込む事が少なくありません。以前、あるテレビ番組で世界で一番暑い村が取り上げられていました。夜間でも気温は40度を越え、水は遠く離れた水汲み場まで汲みに出る必要がある、そんな村です。番組の最後に、なぜ他の場所に移らないのかを訊かれた住民は、この場所が幸せだからだと答えていました。仮に世界一寒い村で同じ問いかけをしても、同じような答えが返ってくることでしょう。気象条件や地形に関わりなく、そこには住んだものにしか味わえない幸せがあることでしょう。冬は寒く、夏は暑い日本の気候ですが、それでも逃げ出さないのは幸せを感じている証拠なのかもしれません。