そろそろ九月も半ばだというのに、東京では30度を越す日が続いています。暑さ寒さも彼岸までといいますので、22日ごろまでは暑さが続く覚悟をしなければならないのかもしれません。世の中、暑くなれば異常気象、寒くなればこれまた異常気象と騒ぎ立てていますが、では正常気象というのはあるものなのでしょうか。暑い年があれば寒い年もある。そんな揺らぎを持った気候こそが、本来の気候なのではないでしょうか。人間というのは、とかく平均像を求め、それに安心するようですが、平均像や標準を求める事こそが人間というもののだらしなさではないでしょうか。平均というものこそが人間のご都合主義で作り出されたもので、単純に予測や予想を簡単に行うための「都合」だけでしかないはずなのです。そんな、人間のご都合に合わせてくれるほど気象を司る八百万の神々は優しくも無ければ、判りやすいものでも無いのですぞ。