見方によっては可哀そうだ

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iPS細胞の臨床例として、既に森口氏が心筋移植への応用を行った事が報道されました。これに関しては一週間もしないうちに虚偽の報道であった事が判明したようです。森口氏に対する厳しい追求が行われている場面も映像として報道されましたが、見ていて気の毒です。確かに、少々大袈裟に語ってしまった事もあるでしょうし、一部論文に盗用の疑いも持たれています。しかし事の発端は裏取りもせずに報道した読売新聞の無責任な姿勢が原因です。そもそも論文の盗用と引用は紙一重です。その論文を読みもしない素人が云々すべき事では有りません。森口氏は今回のバッシングを受けて今後は研究者としての仕事から未を引くそうです。無責任な報道が、今後大きな発見や発明をするかもしれない芽を摘んでしまった事の責任の方が重いのではないでしょうか。少なくとも虚偽の記事を書いた者の氏名が明かされていないことこそが卑怯に思えてなりません。