ゾンビクレジットカードへの対応 - 日本クレジット教会
先週発生した、クレジットカードの不正利用について、退会扱いになっているはずの三井住友カードが、支払可能な状態に置かれていることについて、クレジットカード業界団体、監督官庁、国民生活センターに苦情の申し立てを行いました。
その論旨は、
1、クレジットカードの切り替えによりカード番号は変わり、当然旧カードは使えないと考えていた。
2、新カードが添付されてきたカード台紙には、「このカードの発行後は、今お持ちのキャッシュカードおよび三井住友VISAカードは原則利用できなくなりますので、お客様自身で切断・破棄のうえ、新カードをご利用ください。」と記載されており、切り替え前のカード番号は使用不可能であるとの錯覚をユーザに与えてしまう。
3、退会扱いになっている旨三井住友カードから説明があった。
4、退会扱いということは会員規約に書かれた支払い義務はないのではないか。
5、公共料金など退会後に発生する支払いについても支払い義務があることは認識している。
6、会員規約にユーザの責によらない不正な利用に関しては支払い義務が無いと記載されている。
7、退会し、会員でなくなったものには、上記6の条項が適用されないのではないか?もしそうであれば、上記5と併せ、理由の如何を問わず一方的に会員に支払い義務が発生することになり、利用者に一方的に不利で平衡性を欠いた契約であり、そもそも契約が無効ではないか?
まずは、業界団体である日本クレジット協会に苦情の申し入れを行ったところ、以下のようなトホホな対応でした。
1、当協会はクレジットカード会社に対して指導を行う立場ではない。
2、今回の申し立ては、割賦販売法の規定違反に関することではないので、何ら対応はできない。
3、苦情があったことは協会の記録には残す。
4、協会の苦情受付記録はカード会社は参照できない。→ つまり握り潰しですね。
まことに残念な対応でした。