mp3プレーヤーの代わりに中華タブレットを買った
先日行った『夜明け前』を巡る旅の途中で、持参したMP3プレーヤーを一台ダメにしてしまいました。そこで、代わりの一台を買おうと思ったのですが、なかなかこれといった品物が無くって、結局中華タブレットを買ってしまいました。
「しゃもじは耳かきにはならない」という言葉にあるとおり、気軽にポケットに入れて・・・というわけにはいかないのですが、動画も見られますし、電子書籍のアプリも入ります。それから、アプリを入れてインターネットアクセス環境が有ればラジオのサイマルキャストも受けられます。という事で、私のやりたいことは大体できてしまいます。しかも、お値段はus$35.99です。もちろん、安いだけの事はあって、SOCはAllWinnerのA13という大分古いタイプのチップで、処理能力は低く、その割に消費電力が大きいという難点ももちろんあります。ただ、こまめに画面のバックライトを消灯すればそれなりに電池も持ちますので何となくこのタブレットを購入してしまいました。
購入元は中国のaliexpress.comで、送料は無料でした。注文してから、2週間程で到着しました。低価格の中華タブレットのお決まりである、Q88タイプの筐体です。とにかくローコストに製造することを主眼として設計されたQ88は、ネジを一本も使わずに組み立てることができます。(アッセンブラーの判断で、液晶パネルの固定にネジが使われることが有ります。) また、充電池搭載スペースにかなり余裕があるので、大容量の充電池を別途調達して換装も容易です。半田ごて1本と両面テープさえ用意すれば大概のパーツは換装できます。まあ、中華タブレットを改造して使おうという方はそう多くはないと思いますけどね。
MP3プレーヤーの代わりに購入したので、気になるのは音質ですが、ノイズは感じられず、低音・高音ともに適度に出ています。ただ、出力がやや小さめで、能率の悪いヘッドホンでは十分な音量が得られないかも知れません。フル充電での連続稼働時間は、ストリームでの動画再生(WiFi稼働、バックライトON継続、バックライト輝度70%)で3時間強で、まずまずの持ちです。バックライトOFFでの音楽再生ならば、少なくとも8時間は行けるでしょう。
ということで、なかなかに良い買い物をしました。しばらくはこのチープな中華タブレットがEDCになるでしょう。