集団的自衛権と13人の優しい日本人

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集団的自衛権についての閣議決定について大きく報道されています。反対派の人々があちこちで座り込みをしてみたり、新宿では自身に火を放つ人もいたようです。私自身は集団的自衛権には全く興味が無く、寧ろ裏事情の方が気になります。

今回の騒動を見ていると、『13人の優しい日本人』という映画が頭に浮かんできます。事実だけを材料に判断しなければならない陪審員裁判の場で、場とは反対の立場をとり続ける天邪鬼な者によって意見の一致が出来ない。そんな場で、最後に「裁かれているのはあなたではありません」の一言で天邪鬼が黙ってしまうという筋書きの映画です。

集団的自衛権の本筋は知りませんが、恐らく議論されているのは賛成派の面々でも反対派の面々でもないわけです。きっと反対派は「戦争は嫌だ」というはずです。しかし、集団的自衛権を行使するのもされるのもあなたではないですし、戦争になるか否かを決めるのもあなたではないわけです。万一有事に至ったとしてもあなたが戦場に送られる可能性は・・・そもそも自衛権の行使と戦争を混同してはいけないように思うのですが。