本日は温泉で一泊でございます。この宿には何度来たか解らないくらいです。なんだか慣れっこになってしまっていて、「もういいや、今度は他に行こう」と殆ど毎回のように思うのですが、やっぱり来てしまいますね。勝手知ったるということで、とにかく落ち着けるんです。比較的交通の便が良いところも気に入っているところです。

ここに来るときは、殆どワンパターンです。それこそ目をつぶっていてもたどり着けるくらいパターン化されています。広尾の駅から地下鉄に乗って、何度か乗換をする間に途中下車して寄り道する場所もほとんどパターン化されています。

チェックインは午後３時なので昼過ぎに家を出ても十分間に合うのですが、わざと各駅停車で、しかも途中下車をしながらゆっくりと向かう事にしています。途中昼食を摂るのですが、これも大体決まっていて、世にも珍しい天ぷらラーメンを頂くことが多いです。特別美味いものでもないのですが、昔風の澄んだスープにかき揚天ぷらを載せたラーメンはどうにも懐かしくって、ついつい足を運んでしまいます。

途中下車をしながら、時々車窓を流れる田園地帯の景色を眺め、あとひたすら読書です。読書に飽きたら列車の揺れに身を任せてしばし居眠りです。この何とも緩い時間の流れがとっても好きで、急いで行けば１時間半ほどの道のりを３時間程掛けてゆっくりと進みます。現地に着いたら古利根の町をしばし散策です。点在する古い祠を訪ねて廻り、宿に着いたら温泉三昧です。