電子書籍としてだけ出版される本も最近は有るようです。紙の本と違って印刷コストも有りませんし流通コストも無いわけですから、極めて安価に出版できる方法として定着してくれるかも知れません。それでも、紙の本に対する強い思いを持っていらっしゃる方もいるようで、ページをめくるその作業こそが読書の醍醐味とおっしゃる方もいます。

それでも、特に自費出版などは少し様子が変るのかも知れません。電子書籍大好き人間の私としては、そういった流れは大いに楽しみです。中には森林資源の保護の観点からも環境負荷の小さい電子書籍は有益であるという意見も有りますが、ほんとのところはどうなのでしょうか。恐らく製造過程では多くの有害物質を吐き出すであろうし、またレアメタルなどの貴重な資源を用いて作られているであろう電子書籍リーダーと、紙とインクのからなる本の製造とどちらが環境負荷が小さいのか、これはまだ明確な答えが出ていないのではないかと思います。

さて、今回購入したのは『１秒で好かれる技術』という本です。電子書籍でしか入手できません。誤字が目立つもののなかなか要領よくまとめられた本で、良書とおもいます。まったく別の内容でありながらも、何故か昨日読んだ『お金に好かれる50のルール』と同じ事が書かれているように思われてなりません。『お金に好かれる50のルール』では、根底に流れる思想を漢字１文字で的確に表しています。それは「快」です。要は自分自身が「快」で、周りにも「快」を与え続ければより良い「快」に至ることができるという至極真っ当な事柄を色々な側面から述べているのがこれらの本です。

ユリイカ！