国立博物館 - 総合文化展

Spread the love

IMG_20150614_155710月に何度か訪れる国立博物館に今日もいってきました。先週まで、特別展を行っていましたが、あまりの混雑にしばらく足が遠のいていました。

以前は「平常展」と称していましたが、現在は「総合文化展」と呼ぶようになっています。特別展を行っていないときのガランとした博物館の雰囲気が好きで、わざわざ特別展を行っていない時をねらって足を運ぶのですが、残念ながら、今日は団体さんと外国からのお客さんが多数いらっしゃっていて、かなり混みあっていました。こういう時は鑑賞マナーの悪い方が目立つもので、ガラスケースや展示物に手を触れる人、展示ケースの上に荷物を置く人、撮影が禁じられている展示物をカメラに収める人など、マナーの悪い人が多くて気分が良くありませんでした。

混みあう本館を避けて比較的空いている東洋館を中心に鑑賞いたしました。ここでは、地下にあるクメールの彫刻そして上層階にある中国の書が見事です。中国の書のコーナーでは中国文人の書斎が再現されており、その展示物はかなり短いサイクルで展示替えが行われます。今回特に見事だったのは清の書家、呉煕載の筆による「行雲流水」の隷書扁額です。こんな心持でいたいものだと思います。