先週末、またバカの一つ覚えみたいにいつもの温泉宿に行ってきました。場所は埼玉県の北部で、東京よりもむしろ群馬県に近い場所です。今回も、既に午後１時には現地に到着していましたので、チェックインまで２時間程散策をしていました。やはり東京都文化圏からは少し外れるようで、例えば自販機で売られている缶入り飲料も東京では目にしないものをちらほら見かけます。「ハッピー」という屋号の１００均の店舗に置かれている自販機で「パレード」というブランドのミルクセーキが販売されていました。近年珍しくなった250ml缶で、ちょっとレトロな感じの瓶のイラストが描かれた缶を開け、飲んでみたのですが、実に懐かしい味です。ややしつこいくらいの甘さとに練乳と卵の香り、そしてやや強めのバニラの香り。これこそ正統派ミルクセーキと言いたくなるような代物です。一瞬少年時代にタイムスリップしたような感覚に襲われました。

そして、たまに足を運ぶ「あま太郎」という店でたこ焼きと今川焼を買いました。恐らく何十年も変わらない味と佇まいをのんびりと味わい、宿にチェックインした後はひたすら風呂に入り、疲れたら眠り、腹が減ったら食べるという事を繰り返しておりました。これまで何十回も通った宿で、飽きた感もあるのですが、何故か今回は非常にのんびりとくつろぐことが出来ました。