『火花』が芥川賞受賞しましたね。正直驚きです。芥川賞というと、何となく難しくて難解で読んでるうちに自分のバカさ加減を自覚させられるような作品にしか与えられないのかと思っていましたので、とっても意外です。『火花』については、発売日に買って読んだのですが、すごくわかりやすい。感情移入もできるし、読後感も非常にいいです。すごくストレートで、素直で、唯一ひねくれていると言えば火花というタイトルとスパークスのネタくらいなものです。

今回の受賞は一読者としてもうれしいです。おめでとうございます。

この本で一番好きな部分はスパークスの解散ライブの場面の「家族とバラバラで死ね！」というセリフです。本当に泣けてくる。