ClassAAアンプ・・・作ってみようかな

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その昔、オーディオブームがありました。丁度私が学生だった頃だったと思います。その当時はさすがに真空管は第一線から退いていました。そして、ようやくCDが出回りだした頃でした。今でもあるのかどうか定かではありませんが、松下電器(今のパナソニックです)のオーディオ機器ブランドとしてテクニクスがありました。そのテクニクスのアンプにClassAAという構造のアンプがありました。当時”0デシベルアンプ”とか”増幅しないアンプ”という言葉がカタログ上に並んでいたように思います。

アンプといえばAクラスアンプがひずみが少なくて良いものだと信じていました。そして、安価なアンプがBクラスアンプでした。Aクラスアンプといえば高嶺の花でした。そんなときにテクニクスはClassAAというアンプを販売していました。なんだかAが二つも並んでいるので、実はAクラスアンプよりもいい物じゃないかと思っていました。その割にお値段はこなれたモデルもあって、一桁万円で買えるようなものもありました。

貯金をはたいて買ったアンプの電源を入れると先ずは”Voltage control”のランプが点灯し、少し間をおいて”Current drive”のランプがカチッというリレーの音とともに点灯して準備完了です。電源を入れた時のこの動作がかっこよかった。当時はClassAAがどういうものなのか、よくわかっていませんでした。ふとしたことからClassAAについてWebでサーチしていたら、詳しく説明されているページなどもあり、どうやら電圧増幅をするアンプと、電流増幅の二つのアンプ(これって、ボルテージフォロワと同義なのでしょうか?)を組み合わせ、アンプの系としての出力を電圧増幅用のアンプにフィードバック(帰還)させることで、電流増幅アンプで生じたひずみもキャンセルできることから、超低ひずみなアンプが出来上がるということらしいです。

Webで拾ってきた回路図を見ると、それほど難しくなく、オペアンプ二個でClassAAアンプの超低ひずみな気分に浸ることが出来そうです。ということで、部品が揃ったらClassAAのヘッドホンアンプを作ってみようかと思います。

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