ClassAAヘッドホンアンプ試作1号

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長きに渡って検討を重ねてきたClassAAヘッドホンアンプはブレッドボードでの動作確認ができましたので、今度はユニバーサル基板で組んでみました。ユニバーサル基板で組むにあたっては部品のレイアウトを決める必要があります。基板設計用のCADソフトというものがあって、これを使えば無駄なくレイアウトを決められるようなので、早速EagleというCADソフトをPCにインストールしたのですが、ちょっと簡単には使えそうにありません。仕方なく現物合わせの人力レイアウトで頑張ることにしました。

手許にあるユニバーサル基板は5cm×7cmの小さいものですが、今回のヘッドホンアンプ程度なら十分でしょう。電源はバッテリー駆動としたいので、ねじ式の簡易なコネクタにしました。その他使い勝手も考慮して入力側に入力制限用のポテンショメータを追加しました。

ClassAAヘッドホンアンプ試作1号完成
ブレッドボード上で作成したClassAAヘッドホンアンプをユニバーサル基板で再現しました

レイアウトの試行錯誤に時間を取られましたが、何とか組み上げることができました。レイアウトにはまだ改善の余地はあると思いますが、正しく動作することが確認できました。ブレッドボード上で動作の確認はできていますので、ここでは入力機器や出力機器を様々に変えてみて、発振やひずみなどが出て不安定にならないことを確認します。これには少し時間がかかりますので、試作2回目に向けて改良点をまとめてみようと思います。

入力端子がオープンの状態ではノイズを拾い易いので、試作2号では入力抵抗をもう少し下げたいと思います。それから接続するヘッドホンによっては音量の不足を感じましたので、負帰還量をもう少し減らして増幅度を上げたいと思います。

47式ヘッドホンアンプ(右側)との比較です。ClassAAの心臓部であるホイートストンブリッジの分だけ抵抗器が多いことがわかります。

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