缶コーヒー2本分のオーディオ装置

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最近はClassAAヘッドホンアンプに傾倒しておりましたが、そろそろヘッドホンだけでなく、スピーカーも鳴らしてみたいと思い、即席のオーディオ装置を作りました。この間のゲテモノでもよかったのですが、あれは電源周りがかなりプアで、使い方によっては盛大なノイズを出しながら再起動を繰り返すという現象が出てしまいましたので、しばらくジャンク箱の中で眠っていただいています。

代わりに登場いただいたのは、177円のMP3デコーダーです。これ一つでBluetooth接続、MicdoSD、USBメモリ上の音楽ファイル再生ができる他、USB-DACとしても使用できる多才なものです。汎用品ですから音質も悪く言えば味気ない、よく言えばストレートなもので、好ましく思っています。そして、スピーカーを鳴らすために必要なアンプは26円のDクラスアンプを持ち出しました。

実験段階で、アンプとMP3プレーヤーの電源を、同じ電源装置に接続するとノイズが乗ることが分かっていましたので、電源部分には1000uFのパスコンを入れることにしました。ユニバーサル基板やスピーカー接続用の端子を含めても自販機で売っている缶コーヒー2本分でおつりがくる程度の費用しか掛かっていません。出来上がったのがコレです。

MP3デコーダー+アンプで作った簡易な音楽プレーヤー

アンプの出力が方チャンネル3Wしかありませんので、能率の低いスピーカーを鳴らすのはちょっと厳しいでしょう。しかし、小型で能率の高いスピーカーをチョイスすれば、室内では十分すぎる音量が得られます。実際に鳴らしてみた感じですが、なかなかいい音が出ています。音の良し悪しというものは主観的なものですので、万人にとって良い音ということは無いでしょう。しかし、ノイズ感は全くありませんし、ひずみ感もありませんので、少なくとも不快な音と感じる人はいないと思います。

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