電子工作

小さな電子部品を組み合わせて、いろんなものを作っています。

オペアンプ LT1364を研究する 電子工作

オペアンプ LT1364を研究する

オペアンプLT1364を深堀してみました。LT1364は発信しやすいオペアンプで、個人的には苦手なオペアンプです。しかし、スルーレート1000V/μSというスペックは非常に魅力的です。それ以外にも、ノイズの少なさや、消費電力の少なさ(発信しなければ)も魅力です。近代的なオペアンプですが、珍しく等価回…
差動増幅ヘッドホンアンプの改良 電子工作

差動増幅ヘッドホンアンプの改良

先日は、差動増幅ヘッドホンアンプを作成しました。そして、そのヘッドホンアンプは、十分に納得できる性能を発揮してくれました。しかし、問題点もいくつか見つかりました。今回は、その問題点を解決したいと思います。 前作差動増幅ヘッドホンアンプの問題点 前作の差動増幅ヘッドホンアンプには、わずかではありますが…
差動増幅を使ったヘッドホンアンプ 電子工作

差動増幅を使ったヘッドホンアンプ

懸案であった差動増幅を使ったヘッドホンアンプを作りました。しかし、差動増幅を使いたいならば、オペアンプを使うのが近道です。部品点数も少なく、動作は安定するはずです。しかし、今回は敢えてディスクリートな差動増幅を使ったヘッドホンアンプを作りました。 差動増幅のメリットとデメリット 差動増幅回路のメリッ…
積層セラミックコンデンサは音が悪いのか? 電子工作

積層セラミックコンデンサは音が悪いのか?

積層セラミックコンデンサは音が悪いという噂を盲目的に信じていました。しかし、本当に積層セラミックコンデンサは音が悪いのでしょうか。実際に積層セラミックを使ってヘッドホンアンプを組んでみました。そして、テスト信号を増幅させた結果を見ながら、噂が本当なのかを確かめてみました。 積層セラミックコンデンサの…
謎トランジスタ使用アンプの性能試験 電子工作

謎トランジスタ使用アンプの性能試験

謎トランジスタ s8050とs8550を使用して、小さなアンプを作りました。謎トランジスタは、どうやら中国製玩具に使われるトランジスタのようです。逆に、それ以外では目にすることの無いトランジスタです。そんな、謎トランジスタがトランジスタ詰め合わせに入っていましたので、疑心暗鬼になりながらも使ってみま…
s8050とs8550 謎のトランジスタを使う 電子工作

s8050とs8550 謎のトランジスタを使う

何年か前に、アリエクでトランジスタの詰め合わせを購入しました。その中に、謎のトランジスタS8050とS8550が入っていました。入手した当初は、SS8050とSS8550の互換品かと思っていました。しかし、調べてみると別物であることが解りました。 SS8050とS8050の違いは? 両者の型番はとて…
ディスクリートヘッドホンアンプ一応完成 電子工作

ディスクリートヘッドホンアンプ一応完成

ディスクリートヘッドホンアンプの回路見直しを行っていました。そして、満足できる性能が出ました。したがって、ディスクリートヘッドホンアンプは、これで一旦おしまいにします。当初は、ステージ間のカップリングコンデンサによる、低域の制限を懸念していました。しかし、前回制作したもので、聴感上不都合は感じられま…
ノイズ対策をヘッドホンアンプに施す 電子工作

ノイズ対策をヘッドホンアンプに施す

前回制作したディスクリート ヘッドホンアンプにノイズ対策をしました。前回制作したヘッドホンアンプは、概ね設計通りの性能が出ていました。しかし、ノイズを拾い易いという欠点がありました。今回は、ノイズを拾いにくくなるように対策をしました。 ノイズはどこからやってくるのか? 悩まされているノイズが発生する…
究極のバイアス回路でダンピングファクターをマシマシ 電子工作

究極のバイアス回路でダンピングファクターをマシマシ

今回は、究極のバイアス回路でオフセットゼロ、スイッチング歪ゼロ、貫通電流ゼロにします。前回はダンピングファクターを下げるためにバイアス回路の見直しを行いました。しかし、問題点もありました。それは、出力のオフセットです。負帰還によるオフセットのキャンセルが不十分で、数十mV程度出てしまいました。また、…