ClassAAヘッドホンアンプ試作2号

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classaaヘッドホンアンプ2号機完成

前回作成した実態配線図に従って、classaaヘッドホンアンプ2号機を作りました。今回も、ユニバーサル基板上にClassAAヘッドホンアンプを組んでみました。さて、試作1号は、実態配線図を作らずに、現物合わせで作りました。このため、組みあがり後のチェックで配線忘れが複数個所見つかりました。そして、これを修正するために、何本ものジャンパー線が這い回っていました。しかし、2号機は実態配線図のおかげで配線忘れはありませんでした。また、今回はICソケットのピン間の抵抗値も計算して出しておきました。このため、回路チェックも短時間で行うことができました。

classaaヘッドホンアンプ試作2号機です。1号機と比較して、スッキリとした部品配置となりました。不満だった増幅度も、ぐっと上げてみました。
ClassAAヘッドホンアンプ試作2号

スッキリとした部品配置

部品配置も、classaaヘッドホンアンプ試作1号と比較してスッキリしたように思います。また、試作1号ではジャックへの配線は、基板のはんだ面から出していました。しかし。試作2号ではちゃんと部品面から取り出しました。したがって、かなりスッキリしています。また不要だった抵抗器も2本省略しましたので部品点数も減っています。最終的には、ガーバーデータを作って専用の基板を起こそうと思っているのです。しかし、Eagleが今一つ使いこなせていません。したがって、これはもう少し先のことになりそうです。

classaa回路の増幅度を上げた結果

さて、肝心の音質の方を吟味してみましょう。試作1号で不足していた増幅度を上げた関係で、ハムノイズを拾い易くなりました。これは、バッテリー駆動の時は気になりません。しかし、ACアダプタからの給電の場合に、ポテンショメータの軸に触れるだけでハムノイズが乗ります。ということで、ノイズ防止の観点から、ツマミは必須です。この、試作2号の増幅度は10倍程です。これは、ヘッドホンアンプとしては高めです。したがって、負帰還量はもう少し大きくした方が良さそうです。

バッテリー駆動ならハムノイズは気にならない

classaaヘッドホンアンプ2号機、バッテリー駆動時は非常に静かです。LTSpiceでのシミュレーションでは、ノイズレベルは-98dB程でした。このため、能率高めのイヤホンでもノイズは聞えません。実際に鳴らしてみると実に素直です。また、危険であることは承知で、出力側のカップリング用キャパシタを省略しました。恐らくこれも手伝っての事でしょう。しかし、さすがに入力側のカップリングキャパシタを省略する勇気はありません。現状でも下の周波数は6Hzくらいまで伸びていますので現状のままで良しとします。

2件のピンバック

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