コンピュータの信頼性

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ここまでコンピュータというものが普及してくると、コンピュータ無しの生活は考えられない。実際には、コンピュータと言うよりもコンピュータを通じてやり取りされるデータに頼っているのだが。

では、コンピュータを媒介することで情報の損失や変質は生じないのだろうか?一般的にはコンピュータでやり取りされる情報や記憶媒体に保存される情報には誤り検出と、一部に誤り訂正の仕組みが設けられている。

ここで気づいてほしいのだが、誤り訂正の機能はまだまだ普及度が低い。家庭用コンピュータの大部分には誤り検出機能は付いているものの誤り訂正は付いていないことが多い。つまり、エラーがあったことは解るけど、訂正できない。誤り訂正も、ある条件下では働かない。

古い話だが、i80387というインテルのCPUに取り付けるコ・プロセッサ(数値演算用副処理器)の処理に問題があることをある数学者が警告した。その警告の通り、ある条件がそろうとコ・プロセッサは誤った答えを出した。結局インテルはリコールなどはせず、ソフトウェア側で問題の回避を要請するというお粗末な対応だった。

つまり、コンピュータといえども、誤りはあるわけだ。だから、マイクロソフト社は自社の製品を生命に関わる分野への使用を禁じている。今回の大震災でも、医療機関のコンピュータが使えず、やむなく紙のカルテを使って診療を行っているところがあるとか。コンピュータに頼らない仕組みを冗長手段として持つべきなのかもしれない。ネ!