本日、福島第一原発の事故評価レベルが７に引き上げられました。なんだ、やっぱりかという感しかありません。そして、今頃言っても遅いよ、諸外国では先月の時点でこうなることは報道されていたようですし。

今回の事故では、まちがいなく圧力容器や格納容器も損傷しています。googleマップで見てみたのですが、特に三号炉は骨組みまで破壊されていますので、最悪の状況であることに間違いはありません。

何故かチェルノブイリと比較されますが、既にそんなレベルではないでしょう。少なくともチェルノブイリは一基が事故を起こした結果だったのですが、福島は四基が同時期に破壊されました。現在作業が行われているようですが、これはあくまでタービン建屋とその周辺での作業で、原子炉本体の状況は未だに不明とか。

今回の事故でただ一つだけ評価できるのは、情報統制が非常に上手いことです。信頼感は既にありませんが、パニックにもなっていませんのでそういった面では情報統制は上手ではないかと思います。褒められたものでは有りませんけどね。

まあ、統一地方選が終わってからレベルアップを発表するというところもなかなか意味深長でありまする。