東電の福島第一原発について、一号炉に続いて二号炉と三号炉についても核燃料の溶融が起きたと発表されました。こうなると、何を言われても驚かなくなりました。

有る意味隠してきた情報をちびちび出す戦略は成功かも知れません。これが二ヶ月前だったらもう少し大きく扱われていたでしょう。そして、三号炉が水素爆発ではないという情報は、一度出たものの、その後やはり水素爆発であったと訂正されました。

このあたりは、反応を見ながらちょろちょろとやっているのでしょう。ここにきて官内閣の立ち回りが上手になっています。復興会議への出席拒否や浜岡原発の停止勧告に対する反発で、自民と公明は一転窮地に追い込まれました。これで、中央構造線の真上にある川内原発にも停止勧告を出せば、菅内閣は磐石でしょう。

さらに、米国の支援を断った理由付けを行えば民主党の政権はさらに強固なものになるでしょう。