東京電力から「第８７回定時株主総会決議ご通知」と「平成２２年度報告書」が送られてきました。恥ずかしながら東京電力の株主です。といっても、株自体はとっくの昔に処分してしまいました。現在保有しているのは、単位未満の端株です。

東京電力は２年に一度、株式分割を行いますので、二年に一度自動的に株が増える仕組みになっています。そんな事情で、単位未満の株を持っておられる方も多いでしょう。単位未満の株は、東京電力に買い取り請求を出すこともできるのですが、なんとなくそのままにしてきました。

単位未満の株ですので、株主総会に出席する権利はありません。しかし、報告だけは律義にやってきますし、僅かですが配当も頂戴していました。まあ、ご存じのとおりの状況ですから、今年は無配ですけどね。

驚いたのが、報告書のページ数です。なんと６２ページです。こんな分厚い報告書を頂戴したことは嘗て無い経験です。それにしても滑稽だったのは、わざわざ株主総会に出かけて声を荒げ、動議を訴えた人々でしょう。株主総会に出席した人の意見は無効であるという事実を御存じないのでしょうね。株主総会出席者の賛成票・反対票は、極一部の例外を除いて無効であり、各証券取引所もそれを認めているという事実をしらないのでしょう。寧ろ郵送で議決権を行使した方が賢明なのですよ。