「何にもいないの」 by 『南極料理人』

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『南極料理人』を観ました。面白かった。南極の越冬隊に、炊事担当としていやいや参加させられるひとの話です。実際に、越冬隊員として参加された方のエッセイを元に作られた映画ですので、ディテールは別として、実話に近い内容なのでしょう。

そんな隊員が、家族に南極行きを話した時のやり取りが面白い。

娘「ペンギン連れてきてよ」

隊員「ペンギンはいないの」

娘「アザラシは」

隊員「アザラシもいないの」

娘「じゃあ何がいるの」

隊員「何にもいないの」

このやり取りが面白かった。舞台となった、南極のドームふじ基地周辺には、動物はおろか、植物やウィルスも生存できないほどの厳しい自然環境らしいです。