マクドナルドの炭酸飲料が全て100円
テレビでも大々的に宣伝しておりますが、マクドナルドの炭酸飲料が期間限定で全て100円です。税込みで100円ですから、かなりのお得感があります。自販機で買う飲み物よりもお得なわけです。
以前、どこで読んだか忘れましたが、マクドナルドの利益構造というか経費構造が書かれていました。うろ覚えですから、不正確かもしれませんが、マクドナルドの経費のほとんどは固定費で、変動費である商品・原材料仕入れ費用はほんの一部らしいです。ということは、お客さんを待っている待ち時間を少なくすればそれだけ売り上げに対する無駄な経費の割合を削減できるという計算になります。ですから、マクドナルドが沢山の収益を上げるには、如何に沢山のお客さんを呼ぶかに掛かっているそうです。これは、店舗従業員の給与が売り上げた商品の数に比例しないという基本的な構造によっています。
ということは、店舗の自動化を進めて店員一人当たりの生産性を高めればより儲かるということになりますね。
ということで、手間が掛からない商品を安く提供して無駄を削減することで相対的に利益を上げる戦略をとっているようです。過去にはコーヒーを無料にしたこともありましたが、実際無料のコーヒーだけを注文する人というのは意外と少ないようです。
今回私は100円の飲み物だけを注文しましたが、周りを見渡してみると、100円の飲み物だけを注文している人はほとんどいません。ということで、私は100円を支払って客待ちのアイドリングタイム削減に寄与してしまったわけです。まんまとマクドナルドの戦略に乗ったわけですね。
これもどこかで聞いたのですが、マクドナルドの広告宣伝費を客数で割ると、一人のお客さんを呼ぶのに60円を要しているらしいです。ということは宣伝を止めれば、原価60円程度の飲み物やベーシックなハンバーガーを無料で配ったとしても利益が出せる計算になります。このあたりが、安くすれば安くするほど儲かるといわれる所以ですね。