ウィスキーが主流でした
2012年7月2日
2021年12月15日
昭和三十年代の日本映画最盛期の映画を見ると、ウィスキーを飲むシーンがよく見られます。『男はつらいよ』シリーズ第一作でも、寅さんが押入れに隠れてサントリーの角をちびりちびりというシーンがあります。その他でも、ちょっといい感じのオヤジがバーで飲むのもウィスキーと相場は決まっていたようです。最近ではお酒を飲む機会もグッと減りました。そして、偶に飲みに行くといっても、飲むのはビールと相場が決まっています。
ウィスキーのような強いお酒と言うのは倦厭される存在になってしまったのかも知れません。
お酒で思い出すのは、モンキーパンチ作の『ルパン三世』です。峰藤子がビーチソファーに寝そべり、アイスペールで冷やされたワインをグラスに注ぐシーンがあるのですが、まず赤ワインを氷で冷やすと言うところが変ですし、注ぐグラスも少し背が低いブランデーグラスのようなグラスで、しかも峰藤子はグラスを手のひらで包み込むようにして飲むんですね。
つまり、当時のモンキーパンチはワインの飲み方を知らなかったということなのでしょう。