苫米地英人先生の異色の著書です。なんと一部は漫画です。先生の他の著作と比較して全く異色なのですが、先生の他の著作と照らし合わせて全くぶれていません。確かに表現は他の著作と比較して平易なのですが全くぶれていません。見事です。

先生の著作は造語も多いですし、医学用語や量子論も引用されており、最初はなかなか理解できないのですが、一冊でも理解できてしまえば、根底に流れているものは全く一緒ですからスルスルと入って来るようになります。

さて、この本ですが、苫米地先生のエッセンスを最も理解しやすい形にしたものです。そして、私の知る範囲ではこの本だけだと記憶していますが、ちょっとしたプレゼントが最終章に隠されています。それに気付いた時、涙が出るほど嬉しかったです。

もし、苫米地先生の著作を最初に読むならば、間違いなくこの本がオススメです。それから、この本では、世界的ベストセラーになったザ・シークレットにも触れられていますが、アプローチが全く異なる2冊の本が、なんの矛盾もなく同じ真理を説いていることをほんの数行で説明する苫米地先生の見識の高さには敬服します。

何度も読み返したくなる名著です。